こんばんは。
ご訪問ありがとうございます。😉
今日は「キツネ目呼吸」について掘り下げていきたいと思います。
今年の一月からレッスンの初めに「キツネ目呼吸」をするようになりました。
「キツネ目呼吸」で狙っている効果は「頬を上げる」がわかりやすいと思います。
実際に皆さん、顔が変わってきたとおっしゃいます。
実はもっと深いものを手に入れてもらう意図があります。
「手のひらでほっぺたの形を作ってください」
というと、多くの人が何も考えずに手のひらを丸めます。
では、その手を頬に当ててみてください。
手のひらと頬の間に空間ができていませんか?
頬は私たちが想像するよりも平たいのです。
皆さん、あ、そっか、と手の形を平たく直します。
自分の想像した頬の丸みと実際の頬の丸みは全然違っていたのですが、何の反応もなく、そのまま体操を続けます。
ちょっと待って! 本当にそんな反応でいいんですか!
一番見ているはずの顔ですよ?
女の人は、毎日鏡を見て化粧品を付けているはずなんです。
あなたはほっそりした友人と待ち合わせをしています。
丸々太った人に後ろから声をかけてしまいました。
それを友人に見られてしまいました。
そのときあなたはどうしますか?
「あの人と間違えちゃった。全然違う人だったよねえ。ごめーん」
「なんで間違えちゃったのかなー? こんなに仲良しなのに」
などと言い訳をしませんか?
「全然違う人じゃーん!」
と友達に言われて、
「それぐらいいいじゃん。どんだけ間違えたって」
と言い返したとしたら、その友人はあなたにとって重要な人ではないのだと思います。
あなたはあなたの頬、つまり自分のカラダに対してそんな扱いをしたわけです。
不思議ですね。
なぜ自分に対しては見下した扱いをしてもいいのでしょう?
「キツネ目呼吸」はただ頬を触るだけのようですが、本気の心構えのあるなしで、触り方が変わってきます。
「本気の触り方」って何でしょうね。
私は、相手に対する思いやりだと思います。
この場合は自分の頬に対する思いやりです。
私はフェルデンクライスやオステオパシー、気功、ゴッドハンドの整体など、数えきれないほどの施術を受けてきました。
私のカラダに対する考え方の核は、この「触られた」経験が大きく影響しています。
セラピストの、相手のカラダに対する思いやりが深ければ深いほど、こちらのカラダの反応が変わってきます。
思いやりは「繊細さ」と言い換えることもできます。
この繊細さを手に入れると、「カラダを癒す」手になります。
カラダを癒す手になると、自分のカラダも治せるようになります。
そしてもちろん周りの人も治せるようになります。
「キツネ目呼吸」、是非本気で取り組んでほしいです。