こんにちは。
ご訪問ありがとうございます。😉
今日は「膝の感覚」についてお伝えしようと思います。
間違った感覚を正すだけで、カラダが根本から変わります。
もしかしたら、これが歩行のイロハのイかもしれません。
そして膝痛の初期の人なら根治してしまう可能性さえあります。
多分、世の中のほとんどの人は知らない、とっておきの話です。
膝ってどうなっているの?
10月後半のレッスンは太もも強化が続いています。
太ももの裏が強化されてくると、お尻を使う感覚が出てきます。
太ももの骨は大腿骨といいます。
大腿骨のお尻の反対側、膝は正しく使えているんだろうか?
ふと思い立ちました。
全身の骨格図です。
膝を見てください。
膝の上下の骨が背中側に膨らんでいます。
私はこれを見て、ヒエー!! となりました。
だって、私の感覚では、膝ってこのイラストだったんです。
太ももの骨とすねの骨が垂直に支えあっていると思っていたんです。
まさか、大腿骨の膝側が、後ろに飛び出ていたとは!!
そんなこと気にしたことがありませんでした。
だからずっと、膝の前側(お皿側)に上半身の体重を載せて歩いていました。
本来の膝の位置で立つと?
骨格図通り、膝の真ん中から後方に体重を載せてみました。
そうするとですね、勝手に後ろ重心になります。
膝の中心より後ろから首の中心より後ろを突き抜けていく線に体重が載っています。
下のイラストを見てもらうとよくわかります。
そして……なんということでしょう。
何も意識しなくても、太ももの裏からお尻にかけて体重が載るんですね。
今まで「太ももの裏を使うんですよ!」って口を酸っぱくして指導していたんです。
なのに、勝手に太ももの裏を使ってしまうんです。
自然と腰も伸びますね。
そして一番驚いたのは、胸の力が抜けて、呼吸が楽になったことです。
フェルデンクライスのレッスンの後、何度も何度も、本当に何度も何度も、「胸の力が抜けた!」と喜んで、次の日元に戻るということを繰り返してきました。
膝の感覚が間違っていたのですね。
正しい股関節(足の付け根)はどこ?
歩く前に、正しい足の付け根の感覚も手に入れる必要があります。
足の付け根(股関節)から歩くからです。
では、足の付け根ってどこなのでしょう?
下のイラストの赤い+マークが股関節、つまり足の付け根です。
股間よりもかなり上、しかもカラダの中心にあると思いませんか?
長い間私の足の付け根の感覚は、下のイラストの青の+でした。
ほとんどの日本人は、この青い+の位置が足の付け根だと認識しているのではないでしょうか。
「股関節」の「股」の字が、私たちに間違った認識を植え付けたのではないでしょうか。
ちなみに「股関節のことを」英語では「ヒップジョイント」と呼びます。
英語圏の人達は尻(背中側)と足のつなぎ目がこの股関節と認識しているということです。
英語圏の人達にとって、足の付け根はイラストの赤い+なのでしょう。
正しい膝と股関節で歩く
さあ、正しい膝と股関節の感覚で歩いてみましょう。
股関節(イラストの赤い+)から足が動く感覚がハッキリわかります。
お尻と太ももの裏側を体重が移動するのがわかります。
そして膝の前側、どんな感じですか?
一切体重が載っていませんよね。
気を付けてほしいこと
一つだけ注意してほしいことがあります。
膝の正しい位置を感じるとき、膝の裏をピンと伸ばしてはいけません。
膝の裏をピンと伸ばすと腰を痛めてしまうからです。
膝をほんの少し曲げるぐらいがちょうどよいと思います。
膝をほんの少し曲げて立ってみてください。
上半身の力が抜けるのがわかると思います。
体幹が柔らかくなると、息がしやすくなります。
横隔膜が動きやすくなると、腰の力も抜けるので腰を痛めにくいのです。
この歩き方で膝痛は治る
ほとんどの膝痛は、膝の前面(お皿周辺)に体重を載せて歩くせいで起こります。
歩くたびに膝のお皿周辺に体重を載せるので、その場所を守ろうとして炎症を起こっているのです。
ということは、
正しい感覚で歩いている限り、膝痛にならないということです。
言い換えると、
正しい感覚で歩かない限り、膝痛は治ってもすぐに元に戻るということです。
最近膝が痛くなり始めた人でこのブログに巡り合えた人はラッキーですね。
この歩き方を心がければ、膝痛が酷くなる前に健康な膝に戻ってこられるといことです。
周りに膝痛の人がいたら、是非この「膝の感覚」を教えてあげてください。
まずはあなたの姿勢を知ることから!
初回のレッスンであなたの姿勢の写真を撮ります。
2回目のレッスンでは、写真を見ながらあなたの姿勢について詳しく解説していきます。
カラダを外からも中から知ることで、カラダに対する感覚が変わります。
「答えは、あなたが持ってます」
まずはあなたの姿勢を知ることから!
初回のレッスンであなたの姿勢の写真を撮ります。
2回目のレッスンでは、写真を見ながらあなたの姿勢について詳しく解説していきます。
カラダを外からも中から知ることで、カラダに対する感覚が変わります。
「答えは、あなたが持ってます」