ボールを握ると、心が変わる

こんにちは。

今日は週一回のフサエさん訪問でした。

もちろんテニスボールは忘れません。

テーブルに着くなり、

「手を出して」

と言って、フサエさんが私の手を取りました。

「大事なのは、ここなんだよ」

と、手根骨を持って、

豆状骨と大菱形骨結節(多分ですが!)をほぐし始めました。

手根骨

もう、悲鳴を上げるほど痛いのです。

しばらくは指先まで痛みで痺れていました。

小さく凝り固まった骨の集団から、たった一つの小さな骨をギシギシいうほど揺すって、他の骨との隙間が空いた印象です。

フサエさんが言うには、とにかくここをほぐせば指もカラダも、そして脳までほぐれるのだそうです。

「この2つの骨を使ってボールを握ってごらん」

と言われました。

何度か試しましたが、私にはできませんでした。

手根骨一つ一つが感じられるようになるためには、練習が必要なのでしょう。

これが手に入ったら、新しい身体感覚が手に入る予感がします。

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フサエさんにもう一つ教わったことがあります。

フサエさんがいたずらっぽく笑いながら、言いました。

「ボールを握った時と、何も握らないときの心の状態を比べてごらん」

心の状態? この人は何を言ってるのだろう?

訳が分からないながらも、とりあえず両手にボールを載せました。

次にボールなしで写真のような「ちょうだい」の手をしました。

皆さんも是非実験してみてください。

何か違いはありましたか?

私は空の手のとき、満たされなくて心が寒くなりました。

悲しくなるというか、渇望感に苛まれるというか……。

人を妬んだり羨んだりして、自分には足りないものばかりだって落ち込む感じ。

「ちょうだい! もっとちょうだい!」と心が叫びます。

今度はボールを手に載せて軽く握ります。

ボールがすっぽり手の中に収まって、妙な満足感が得られます。

新しい何かに目移りしません。

他人が何を持っていようと無関心になります。

手の中のボールの手触り、重さ、丸さにどんどん心が奪われていきます。

感じたままをフサエさんに伝えました。

フサエさんはニコニコしながら

「そうなの。ワクワクしてくるでしょう?

ボールを持ってると暗い気持ちにならないの。明るい気持ちになっちゃうよね」

と言いました。

不思議ですね。

手のひらの中に、満たされたり渇望したりするセンサーが入っているのでしょうか。

もしかしたらテニスプレーヤーには明るい人が多いのでしょうか?

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今日の整体は、最初の手根骨の流れで足根骨もほぐしてもらいました。

「ここがほぐれてくると、カラダ全体が柔らかくなるよ」

と言われました。

それはそれは痛かったのですが、柔らかいカラダ、繊細な感覚を手に入れるためには仕方がありません。

足根骨、手根骨の実験はまだ始まったばかりです。

ここで手に入ったものを、少しずつ教室で皆さんにアウトプットしていこうと思います。

楽な動きを手に入れたいなら

まずは自分の姿勢を知ることから!

初回のレッスンであなたの姿勢の写真を撮ります。

2回目のレッスンでは、写真を見ながらあなたの姿勢について詳しく解説していきます。

バランサイズは背中の筋肉に着目しました!

背中の筋肉で背骨を支えることができるようになると、体幹の緊張がほどけて楽に動けるようになります。

「答えは、あなたが持ってます」

 

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