こんばんは。
ご訪問ありがとうございます。😉
私たち日本人は1日平均で、男性8,202歩、女性7,282歩、歩いているそうです。
私はよく、腰痛や膝痛の人に「日頃からそうなる筋トレをしていると思ってください」と伝えます。
まさに歩き方がそれです。
間違った歩き方をしていると、毎日間違った筋トレを7000~8000回繰り返していることになるのです。
今日は歩き方について書きたいと思います。
私の教室では、裸足になってもらいます。
裸足で歩くことで、足の裏がどういう風に床に接地するのかを感じてほしいからです。
レッスン後、誰もが気がゆるんで普段の歩き方に戻ります。
ガンッ、ガンッ、ガンッ
裸足なのに、結構な音を立てて歩く人がいます。
思い当たる人、自分の歩きを鏡で見てみてください。
上の写真のカカトの形になっていませんか?
不自然に足首に力を入れてこのカカトの角度を作ってしまっているのです。
カチカチに足首を固めたまま、カカトを地面に叩きつけて歩いているのでしょう。
カカトを直角にすると、足の指も反ってしまいます。
これが習慣になると足の指を反らしたまま固めてしまいます。
着地した後は反らした指のせいで、突き出た母指球を地面に押し付けます。
これが魚の目やタコの原因です。
足首や足の指の力を抜けば、自動的に魚の目やタコは改善します。
足音をガンガンとたてる人に「どうしてそんなにカカトを床に打ち付けるの?」と聞くと、
「だってカカトで元気よく歩くのが正しいんですよね?」
と言われます。
私自身も長年そう思っていました。
多くの人が「かかとから元気よく」が正しい歩き方だと刷り込まれているのです。
家庭で、学校で、社会で、テレビで、新聞で、書物で、いろんなところで間違った情報が垂れ流しになっています。
例えばこれ。
大量に広告を出しているサントリーのロコモアです。
この商品のパッケージデザイナーの考える「健康的な歩き方」がこのイメージだったのでしょう。
しかしこのイラストの歩き方こそ、膝、股関節、腰、首を痛める元凶です。
ちなみにテレビCMの歩き方も徹底的に不自然です。
10:00あたりから始まる「元気に歩く」映像を見てください。
ロコモアを飲んで軟骨が再生したとしても、この歩き方では膝や腰が悪くなる一方です。
もう一つ、ロコモアのパッケージイラストで間違っていることがあります。
大きな歩幅
です。
大きな歩幅で歩くと老けない、とだれが言い出したのでしょうか?
むしろ歩幅は狭いほうが自然です。
無駄な力が入らないからです。
「歩幅を大きく」と意識して歩くと、ロコモアのイラストのようにカカト接地に拍車をかけてしまうのです。
その結果、膝、股関節、腰に衝撃がかかり、痛みの原因になってしまうのです。
- 直角のカカト接地
- 反らした指
- 母指球で踏みしめる
- 大きな歩幅
これが間違った歩き方なのです。
まずは「大きな歩幅で、元気にかかとから歩く」という間違った歩行イメージを消し去ることから始めましょう。
まずは楽に立つことから!
初回のレッスンであなたの姿勢の写真を撮ります。
2回目のレッスンでは、写真を見ながらあなたの姿勢について詳しく解説していきます。
バランサイズは背中の筋肉に着目しました!
背中の筋肉で背骨を支えることができるようになると、体幹の緊張がほどけて楽に動けるようになります。
「答えは、あなたが持ってます」