こんばんは。
ご訪問ありがとうございます。😄
保見教室のグループLineのNさんから質問をいただきました。
手首の腱鞘炎に悩む人に「クリちゃんクリックドットコム」体操は痛みを改善する効果は期待できますか?
腱鞘炎に至る原因は、いろいろあると思われますが。
まず、Nさんがなぜこのような質問をしてくださったかというところから説明します。
「クリちゃんクリックドットコム」体操は、クリちゃん(胸鎖関節=鎖骨の付け根)を反対側の中指でトントンする、という体操です。
効果をより感じてもらうために、クリちゃんクリックの前に以下のことをやってもらいました。
- 右のクリちゃんに左の中指を置いたまま右腕を大きく真上に伸ばしたり、真横に伸ばしたりする
- クリちゃんに指を置かずに同じ動きをして、違いを比べてみる
実際にやっていただくと、驚くほど動きに違いがあるのがわかります。
- クリちゃん(胸鎖関節=鎖骨の付け根)を感じながら動く→体幹から動ける
- クリちゃん(胸鎖関節=鎖骨の付け根)なしで動く→腕だけで動く
質問されたNさんもこの違いに驚かれて、こう思われたのだと思います。
腱鞘炎の原因は、手先だけを使っていたからではないか。
「クリちゃんクリックドットコム」体操で体幹から動けるようになれば、手先だけの間違った使い方はなくなる。
前腕から先の炎症によっておこる腱鞘炎の痛みも軽減するのではないか?
質問の答え
ごめんなさい。私にもわかりません。
Nさんも書かれているように、原因は人それぞれなので。
本当は体操の先生らしく、もっとぱりっとした返事をしたいところですが……。
ただ、クリちゃんクリックだけで腱鞘炎を改善することは難しいんじゃないかなーと思います。
ほとんどの日本人は胸鎖関節を意識したことがありません。
体幹をカッチカチに固めて手先を使っています。
それでも腱鞘炎になる人とならない人がいます。
もっと身近なところに原因があると思います。
体操教室で腱鞘炎で指の付け根が痛いとおっしゃる人で年配の人に共通していたのは、指を反り返した使い方です。
例えば社交ダンスをしているKさんです。
女性の背中に手を添えるときに、なぜか親指が反り返っていました。
その形で週3回レッスンを続けていれば、腱鞘炎にもなるでしょう。
普通にしていて親指が反った方向に力が入っている人、結構見ます。
若い人に多いのが、左手首を内側に返してスマホを持ち、右手首を反らせてタップする人です。
パソコンで手首を反らせてタイプする人もよく見ます。
若い人の腱鞘炎の原因は、ほとんどがスマホとパソコンではないでしょうか?
炎症がそれほど酷くないのであれば、指と手首の使い方を気にするだけで、痛みは軽減すると思います。
腕と手首から先を同じ方向にして、不必要な力を抜く。
まずはここからトライしてみてはいかがでしょうか。